《2024年最新》競馬場ごとの”血統傾向”を距離別に分析《洋芝?野芝?》
こんにちは!
どんちゃんの競馬研究所!
管理人のどんちゃんと言います!
今日紹介していきますのは、
JRAの中央競馬における有利血統。
特に調査していきますのは、
- 東京競馬場
- 中山競馬場
- 京都競馬場
- 阪神競馬場
- 中京競馬場
この5場の”血統傾向”を距離別に分析します。
洋芝や野芝の違いや、
直線の距離やどっち回りかなど、
割と数値的にも得意不得意が分かれ、
わかりやすい結果となっています。
2024年現在の最新のデータを使って、
使えるデータとしてまとめていきます。
➡︎ 血統馬別の特徴や傾向
《早見表》”血統別”の競馬のレース傾向とコース適性とは《関係ない?》 | どんちゃんの競馬研究所
競馬の予想をする根拠の1つとして、”血統別”での診断方法があります。もちろん血統ごとにコース適正や作るレース傾向が似ることがよくあります。それでも関係ないと言われることはありますが、最後の決め手ともなりますので早見表を作成しました。自分でも見るようなので随時更新してまいります。調べてみると面白いものです..!
競馬場ごとの”血統傾向”を分析
2024年最新のメイン場の距離別調査
今回はメインどころとなります。
関東競馬と関西競馬の競馬場。
血統傾向から分析していきます。
ローカル場と違い、
大きい競馬場が多いことや、
レースを面白くする急坂、
そして長い直線などが設置されていることが多いです。
そんなところから分析ができそうです。
東京競馬場
芝1400m
まず東京コースはサンデー系統が強く、
最後の長い直線を使っての瞬発力勝負が魅力です。
そのため短距離レースにおいても、
他ではあまりないサンデーの庭となっています。
父の血統的には、
- ディープインパクト産駒
- ロードカナロア産駒
- エピファネイア産駒
など瞬発力に優れたタイプが出てきて、
母父的にもスピードに優れた掛け合わせが強くなっています。
ただ特に母父で強い部分としては、
- ノーザンダンサー系統
- ミスプロ系統
この辺りの掛け合わせは面白いところです。
芝1600~1800m
この辺りもワンターンのスピード能力が必要なところで、
- ディープインパクト産駒
ここは間違いない成績を上げていますが、
最近は少し世代交代が起こってきていて、
- キタサンブラック産駒
- ドゥラメンテ産駒
この辺りの勝率はかなり増えてきています。
母父に関しては短いレースと同様で、
- ノーザンダンサー系統
- ミスプロ系統
- Tapit
東京コースは最後の坂も特徴で、
パワーもある程度必要となってくることからも、
そんな考え方で絞っていくといいかもしれません。
芝2000m~
距離がどんどん伸びてきますと、
- ハーツクライ産駒
- キズナ産駒
- ドゥラメンテ産駒
この辺りは当たり前に出てきまして、
距離が伸びればいいというイメージもあります。
とは言えいまだに、
ディープインパクト産駒のデータは強いこともあり、
ここから子供の世代にも要注目です。
母父もあまり変わりはないですが、
- ノーザンダンサー系統
- ミスプロ系統
- シンボリクリスエス
ここは結果としても間違いなさそうです。
ダ1200~1400m
東京のダートは軽い馬場となっていて、
他とは少し違う特徴が多くあります。
まず産駒としては、
- シニスターミニスター産駒
- ヘニーヒューズ産駒
- ダノンレジェンド産駒
もちろん強い産駒ではありますが、
かなりスピード血統で重い馬場で活躍できない。
なんて産駒も目立っています。
母父に関してデータはバラバラですが、
割とサンデー系統のデータが多くなっています。
ダ1600~1800m
こちらも上記の産駒も加えますが、
- シニスターミニスター産駒
- ヘニーヒューズ産駒
- ダノンレジェンド産駒
- ドレフォン産駒
- ドゥラメンテ産駒
なんと芝でもよくみる産駒も入ってきて、
特殊な馬場状態であることがわかります。
わかりにくい方は、
雨でよく走る産駒が走ると考えてもいいかもしれませんが、
パワーはある程度必要となっていて、
母父などで補えたりすると更にいいかもしれません。
割と狙いどころとなるのは、
- コロナドクエスト
- アフリート
穴をあけることもありますので、
忘れないようにしておきましょう。
ダ2000m~
長距離になりますと、
傾向がガラッと変わる部分もありまして、
- キングカメハメハ産駒
- キタサンブラック産駒
などの肺活量に優れたタイプが出てきます。
ダート長距離は少ないレースですが、
芝では少しスピードが足りないぐらいのお馬さんが出てきて、
このような部分に狙い目が出てくるのでしょう。
中山競馬場
芝1200~1400m
中山は全体的となりますが、
パワーのある血統構成が重要となってきます。
傾向的にみましても、
- ミスプロ系統
- ロードカナロア産駒
- アドマイヤムーン産駒
この辺りはここ最近も結果に現れています。
そして母父に関しても、
特にダート血統でもよくみる、
- ノーザンダンサー系統
- ロベルト系統
- ブライアンズタイム
- スペシャルウィーク
こちらを保持しているタイプは、
特に中山では穴をあけやすいので、
チェックしておくといいでしょう。
芝1600~1800m
マイル以上の距離になってきますと、
短距離とは違ってある程度スピード能力も必要となり、
- ディープインパクト産駒
- ドゥラメンテ産駒
- ロードカナロア産駒
辺りに結果が出てきますが、
2024年として注目していきたいのは、
- シルバーステート産駒
こちらは新たな中山巧者の産駒として、
注目していきたいところとなっています。
この辺りの産駒は重馬場でも活躍しますので、
競馬場分析だけではなく、
パワーのある産駒としてチェックしておいてもいいと思います。
そういう意味でも、
母父や押さえたい血統として、
- ステイゴールド系産駒
- 外国系のノーザンダンサー系統
- ロベルト系統
血統として薄く入っていたお馬さんが活躍した。
なんてこともよくみますので、
深く見る方はこの辺りを探してみてもいいと思います。
芝2000m~
中山競馬場の2000m以上というと、
有馬記念が思い浮かぶと思いますが、
グランプリレースとは言え、
その競馬場の形からもパワー、スタミナ血統が強いです。
- ミスプロ系統
- ドゥラメンテ産駒
- ステイゴールド系産駒
- キタサンブラック産駒
- ハーツクライ産駒
この辺りは最近でもよくきている産駒です。
ただ2000mの場合ですと、
そこまでスタミナ能力が問われないため、
- モーリス産駒
- キングカメハメハ産駒
辺りは距離適性考えつつ狙ってみましょう。
母父としてもこの掛け合わせが
特に大事となってきそうです。
ダ1200~1400m
中山ダートは難しいところで、
出走数が少ないけど勝てている産駒。
というところが多くなっています。
- リオンディーズ産駒
- リアルスティール産駒
- ヘニーヒューズ産駒
- スズカコーズウェイ産駒
重い馬場の割には、
割とスピードがいるコースとなっていまして、
このような結果となっています。
したがって母父としても、
- ミスプロ系統
- Vice Regent系統
このようなスピードも同じく持ち合わせる。
タイプがいいと思われます。
ダ1600~1800m
距離が伸びても、
割とスピード系統が目立つ部分があり、
- シニスターミニスター産駒
- パイロ産駒
- ミッキーアイル産駒
- クロフネ産駒
など芝でも活躍する種牡馬がいたり、
ダートの中でも早い馬場が得意なのが感じられます。
ただ母父としてはパワー血統が望ましく、
- ロベルト系統
- ミスプロ系統
これらを含むお馬さんは、
更に勝率を上げているように思えます。
ダ2000m~
ここはあまりデータがないので、
わかってからの更新となります…!!
阪神競馬場
芝1200~1400m
まず阪神競馬場は内回りと外回りで、
かなり傾向が違ってきまして、
内回りは先行有利のレース傾向で、
前半からスピード能力。
そして最後にはパワーが必要となります。
したがって産駒としては、
- ディープインパクト産駒
- リオンディーズ産駒
ただ全体の出来とは違い、
重賞などのレースにおいては、
- ミスプロ系統
- ノーザンダンサー系統
力を発揮していますので、
普段は使われない産駒も要注目となっています。
芝1600~1800m
外回りは直線が長いコースとなるのですが、
同時にスピードに乗った中で坂を登る必要もあり、
- モーリス産駒
- ディープインパクト産駒
この辺りは活躍していて、
合わせてミスプロ系統も大事にしていきましょう。
そして馬場は荒れやすくなっているので、
外国系のノーザンダンサー系統も強いので、
母父に入っているようなタイプは押さえておきましょう。
芝2000m~
長距離になってきますと、
またこれが内回りとなってきまして、
坂を何度も登る必要が出てきます。
よってパワーが必要なこともあり、
- キズナ産駒
- ドゥラメンテ産駒
- キタサンブラック産駒
この辺りは注目となるとともに、
- ノーザンダンサーのクロス
こちらがあるだけで、
割とスタミナやパワーが見えてくることもあり、
めんどくさいですがチェックしておきましょう。
ダ1200~1400m
阪神ダートの短距離は、
重賞レースがないので難しい分析となります。
重い馬場ではあるのに、
- ヘニーヒューズ産駒
- ドレフォン産駒
- キズナ産駒
- パイロ産駒
- トランセルド産駒
- シャンハイポピー産駒
スピードのある産駒も出てきています。
こちらはデータ不足となっているので、
今のところ産駒で考えておきましょう。
ダ1600~1800m
こちらは割と直線が長いコースで、
最後に坂があるということもあり、
スピード系統も強くなっています。
- ミスプロ系統
- キングカメハメハ産駒
- A.P. Indy系統
- シニスターミニスター産駒
- パイロ産駒
この辺りは重賞においても狙い目となっています。
またあまり見ない部分ですが、
- ダノンレジェンド産駒
こちらは人気にもなりにくく、
回収率がいいことからも、
出走したら狙っていきたい部分です。
ダ2000m~
長距離ダートはデータが少ないですが、
忘れてはならない部分もありまして、
- ブラックタイド産駒
- ホッコータルマエ産駒
- キズナ産駒
- キングカメハメハ産駒
など固まったデータはあります。
長距離ということもありまして、
ノーザンダンサーのクロスは大事でして、
しっかり心肺能力の強さは考えて置きましょう。
中京競馬場
芝1200〜1400
中京短距離コースは、
ほとんどが下りのレースとなっていまして、
かなりスピードが重要なってきています。
そのためか産駒として、
- サンデーサイレンス系統
- キズナ産駒
- ミッキーアイル産駒
- キタサンブラック産駒
- ビッグアーサー産駒
この辺りに強い傾向が出ています。
また母父としては外国血統が強く、
- ナスルーラ系統
- ノーザンダンサー系統
こちらは他の競馬場よりも、
水準以上に結果を残していることもあり、
他で活躍できないお馬さんも、
こちらでならチャンスがあるかもしれません。
芝1600〜1800
この辺りはもちろんなのですが、
ロードカナロア産駒は出走数が多いこともあり、
結果もある程度残しています。
しかし最近としては、
- ドゥラメンテ産駒
- イスラボニータ産駒
- ディスクリートキャット産駒
などが結果を伸ばしてきています。
これに合わせて母父として、
- ロベルト系統
- ステイゴールド系産駒
- ハーツクライ産駒
これらが重要となるのでしょう。
芝2000m〜
一番結果を残している部分としては、
- ディープインパクト産駒
となるのですが、
もうこちらも次の世代となってきています。
ただ最近水準以上に強いのが、
- シルバーステート産駒
- キングカメハメハ産駒
- リアルスティール産駒
しっかり勝てていますので、
ここは出走するなら狙ってみましょう。
また母父としては、
- ノーザンダンサー系統
- Storm Cat
ここは押さえておくと、
穴馬さんも掴めるかもしれません。
ダート1200〜1400m
芝コースと同じで、
スタートで少し坂を登った後は、
一気に下るコースとなっています。
そのためかスピード血統が強くなっていて、
- シニスターミニスター産駒
- ハーツクライ産駒
この辺りに合わせて、
サンデー系統が合わさったもの。
結果を残しています。
また母父としては、
- ノーザンダンサー系統
- オペラハウス
なども重要です。
ダート1600〜1800m
G1も行われるコースですが、
割とサンデーサイレンスも強くなっていて、
- キタサンブラック産駒
- ハーツクライ産駒
などの芝のような血統も強く、
瞬発力もある程度必要になってきています。
またその他では、
- ミスプロ系統
- キングカメハメハ産駒
- アドマイヤベガ産駒
- ドゥラメンテ産駒
なども活躍していて、
少しでもその傾向は必要になるでしょう。
また母父としては、
- オペラハウス
- デピュティミニスター
この辺りも結果がありますので、
しっかりダートらしい血統も押さえておきましょう。
京都競馬場
こちらはまだ、
改修してからのデータが少ないので、
徐々にデータを集めていこうと思います…!
まとめ:競馬場ごとの”血統傾向”とは
距離別?競馬場?どちらが大事か
この血統傾向の再現度なのですが、
正直お馬さんによっては少し違うところが出たり、
父が出るか、母が出るかは、
お馬さん自身を見てみないとわからないこともあります。
これはお馬さんを見ないとわからないし、
実際にレースを見てこそわかるものがほとんどです。
ただ初めて走る競馬場では、
この血統傾向診断により先に人気のないお馬さんを、
ここで指名できる可能性はあります。
特に雨が降って馬場が変わったり、
そこまでデータが少ないレースに関しては、
この血統予想と馬体診断をすることで、
どんなイメージを立てるかを考えることもできます。
色々なファクターがあると思いますが、
自分の得意なものを探し出すことで、
しっかり予想を考えていきましょう。
おわり